シマジマトークで垣間見た島暮らしのリアル
2023年1月20日に東京ポートシティ竹芝まちづくりプラザにて開催された『とうきょうシマジマDialogue』。東京諸島への玄関口である竹芝から、対話を軸に東京の島々に暮らす人々の想いに触れてつながる。新たに企画されたイベントです。
イベントが開催された東京ポートシティ竹芝まちづくりプラザでは、島のお酒と厳選した島のおつまみを集めた一夜限りのバル「シマジマBar」を設置。東京島酒を使ったハイボールや大島のレモン「御神火レモン」を使った島レモンサワーなど、それぞれの島酒の特徴を活かしたドリンクや、各島より集めた島酒に合う肴を提供しました。どれも生産者や製造業者さんの想いの詰まったものばかりで、こちらもあらためてしっかりご紹介したいなと思っています。
イベントの詳細については、こちらの専用ページをご覧いただくとして、今回はこのイベントの前半部分で行われた「シマジマトーク」の様子をご紹介したいと思います。
「シマジマトーク」は、実際に島に暮らすゲストをお招きし、島での暮らしやそれぞれの取り組みについてお話を伺いながら島暮らしのリアルに迫るというトークイベント。今回は伊豆大島にスポットをあてて「移住・定住」をテーマにしたトークセッションが繰り広げられ、大島に暮らすゲストの方をお招きしました。さらに今回は大島のお隣の島「利島(としま)」からもゲストをお招きし、東京諸島最大の島「伊豆大島」と人口約300人の小さな島「利島」との対比や、同じ東京都でも内地と島との暮らしの違いや、実際に島に暮らしてみて感じていることなどを終始リラックスした雰囲気の中で語り合うひとときとなりました。
まずは今回のゲストのご紹介を。
小坂恵さんは、大島に移住して8年目。現在は大島町役場に勤務しており、水産業や商工業の振興を担当業務とする産業課に所属しています。
本田晴菜さんは、大島のお隣の島、利島に移住して主に定期航路離着岸事業や村の賑わい創出事業を行う株式会社TOSHIMAで働いています。福島県のご出身ですが、新卒でいきなり島暮らしという強者でもあります。
神田遼さんは、地域おこし協力隊として大島に移住。現在は農産物直売所ぶらっとハウスに勤務しながらジオパークガイドやシェアハウス運営などを行うマルチタスクワーカーです。
そして、TIAMのいと〜まんが全体の進行を、大島に移住して12年目のTIAMの千葉がトークゲスト側に参画し、5名でトークイベントは進行していきました。
それぞれの移住のきっかけ
トークはあらかじめ設定されていた設問に対して、それぞれのゲストが回答しながら進めていきました。最初の問いは『それぞれの移住のきっかけ』。島への移住にいたるケースはさまざま。まずは皆さんから移住にまつわるストーリーをお伺いしました。
小坂さん「私は東京23区で生まれ育ちました。父親が伊豆大島出身ということもあり、幼い頃からよく大島を訪れていて、海や山の自然が豊かな環境が大好きでした。ある時、大島町役場の職員の求人を見つけて、以前から大島で暮らすことを夢見ていたこともあって応募したところ採用されたのがきっかけで移住しました。大島生活は今年で8年目に入ったところです。」
本田さん「私は出身も大学も福島県で、就職活動の際に利用していた就職エージェントを通じて現在勤めている利島の会社である「株式会社TOSHIMA」を紹介していただいたのがきっかけです。就活の際に初めて利島を知ったのですが、これも何かの縁だと思ったのと同時に、好奇心もあって思い切って移住することを決めました。」
神田さん「大島の求人募集を目にしたのがきっかけですね。私は千葉県出身で東京の大学を卒業して都内の旅行会社に就職していましたが、ある時、地方で働いてみたいなとふと思い、求人を調べていたところ地域おこし協力隊枠で大島町から募集が出ているのを見つけました。募集を通じて離島で働くことに興味も湧いてきて応募しました。以前から神津島によくキャンプに出かけていたので、島という存在は割と身近な方かもしれません。」
TIAM千葉「離島には海に囲まれた分、独特な文化や風習が色濃く残っている印象があって、そんな島の雰囲気が昔から好きでした。特に沖縄の鮮烈なイメージが好きで、よく沖縄の離島に出かけていましたが、その後、妻が大島出身ということもあって大島を訪れるようになりました。東京の都心からジェット船で直接島へ渡れるアクセスの良さと、島の圧倒的な自然、さらに火山島の独特な景観に強く惹かれました。この都会と離島の強烈なギャップが自分に様々なインスピレーションを与えてくれそうだと一気にファンになったのを覚えています。すっかり気に入ってしまったので、妻を説得して移住しました。」
というわけで、移住のきっかけは人それぞれですが、全体的には皆さん離島ならではの豊かな自然に惹かれている印象でした。
移住後の心境の変化は?
続いての問いは、移住後の心境の変化について。移住したきっかけよりも大切なこと、それは実際に移住した後のこと。島暮らしで大変だったこと、よかったこと、移住する前の期待値やイメージから実際に暮らした後のギャップについて伺いました。
神田さん「何にもなさそうだなと思っていたら、思ったよりも都会でした笑。実際に住んでみると色々な飲食店やカフェなんかもあってお店に通うのが楽しかったり、でもちょっと足を伸ばせば豊かな自然が広がっている。アクティブに活動しているおかげなのか体重も移住前より5、6キロ痩せて健康的な生活になりました。」
本田さん「島に移住する前は、何もなさそうだなと思っていましたが、実際に移住したら本当に何もなかったです笑。でも、何もないからこそ、自分でつくりだしたり、チャレンジする意欲が湧いてきます。自分で生み出すことの楽しさや可能性が広がっています。」
TIAM千葉「最近までは1ヶ所の拠点をベースとして暮らしていくのだろうなと何となく思っていましたが、コロナ禍を経て一気に浸透したオンラインツールや、TIAMを立ち上げて東京諸島や他の地域に出張や視察で訪れるようになってから多拠点生活もアリだなと思うようになってきました。様々な地域に身をおくことで、それぞれの地域の良さを俯瞰して見ることができるし、長期滞在向けの宿泊施設も増えてきています。さらに、ネットワークやITツールの進化によってクリエイティブな仕事をするにも支障のない環境が整いつつあります。となると、一ヶ所にとどまらず多様な場所や地域でプロジェクト単位で動く働き方が理想的なのかもしれないと感じはじめています。」
小坂さん「移住する前は、島に親戚が多かったので、本当にいいの?都会からだと厳しいと思うよ、と散々言われていたので、元々期待値は低かったんです。でも実際に住み始めてみるとそんな低かった期待を見事に打ち破ってくれて、島暮らしっていいな!とつくづく思います。毎日満員電車に揺られることもないし、美しい夕日や星空を楽しめるし、控えめにいって最高です。」
ー物理的な豊かさは都会と比較すると低いかもしれないけど、精神的な豊かさは高いと皆さん感じられているようでした。日々の暮らしの中に良い意味での余白がたくさんあるからこそ、自分で取り組めることや創造できることが広がり、結果、移住後はクリエイティブなライフスタイルへと移行している、そんな印象を受けました。
本田さん「最近、利島農業協同組合さんが古民家を改装してカフェをつくったんです。私はカフェ巡りが好きなので、利島でもカフェ巡りができるような環境になったら嬉しいですね。食べることが好きだし、自分でつくるのも好きです。島内ではカフェが充実していない分、自分で料理することが増えて腕が上がったのは島暮らしの中でもよかった点の一つですね。」
小坂さん「そうですね!本当に何でもつくれるようになります。食べたいものは自分でつくる。これ基本です笑。」
神田さん「僕も魚を捌けるようになりました。突然魚もらった時はびっくりしたしどうしようかと困りましたが、動画サイト等で捌き方もたくさん詳しく紹介されているので、すぐに動画を見ながらその通りに手を動かしてみたら割とできてしまった。」
TIAM千葉「私も活きた伊勢海老をはじめてもらった時は動画サイトを参考に捌きましたね。そう、意外と出来ちゃう笑。島に移住してなかったらきっと経験できないことだなと思うと島暮らしは可能性を広げてくれる笑。」
-島暮らしは何もないからこそ、生活力を高めてくれる。それは決して面倒なことが増えたと悲観的に捉えるのではなく、成長している自分が感じられて可能性が広がっていく前向きな変化と皆さん捉えていました。
続いて、島に長く暮らしていくことで、いわゆるマンネリ化して島に対する魅力がどんどん減っていってしまうのではないかという話題へ。それに対して小坂さんは次のようにお話ししてくれました。
小坂さん「島に住んでいる人自身が地域のポテンシャルを低く評価しているというのは常に感じますね。本当は魅力がたくさんあるのに、生活の中に海があるとか、ぐっすり眠れる静かな夜とか、何気ない生活のワンシーンのどれもがすごく貴重なことなのに、それが当たり前になってしまうと魅力だって気づかないし、伝えられなくなってしまう。でも、都会の人からすればそれがとても魅力だったりする。」
-確かに、中にずっといると分からなくなってきてしまいますが、小坂さん自身移住されて8年目をむかえた今はどうですか?
小坂さん「それが、8年たった今でも毎日が新鮮なんです。毎日夕日の沈み方が違ったり、風の吹き方が違ったり、同じ場所でも毎日違う。常に新たな発見がある感じ、だから全然飽きないですね。」
本田さん「私も夕日を眺めるときのお決まりスポットがあって、音楽を聴きながら夕日を眺めるのが好きです。夕日に合わせて曲をセレクトするわけでもなく好きな曲を聴きながら黄昏てます笑。」
TIAM千葉「僕も夕日を眺めるのが好きで、今日は夕日が綺麗そうだなと思う日にはサンセットパームラインに家族で出かけることもあります。最近子供が一緒に行くのを嫌がったりしますが笑…、波の音と広い空の美しいグラデーションを眺めていると、とても豊かな時間だなぁとしみじみ思いますね。」
神田さん「僕は島の南部の海水浴場のあるトウシキから眺める夕日が好きです。冬場はススキがキラキラ輝いてとても綺麗です。四季折々の風景を楽しめるのも魅力ですよね。」
島ぐらしあるある
続いてお伺いしたのは、島暮らしの中で見つけた島ならではの「あるある」。皆さんから面白いエピソードをお伺いすることができました。
小坂さん「すきま風さむい笑」
「基本的に島で住宅を探そうとすると町営住宅や村営住宅といった公的に建てられた住宅か、主に空き家となっている中古の物件を借りたり購入することになると思いますが、私が今住んでいる家は築40年ぐらいの住宅で、窓や鍵を閉めていてもカーテンが揺れるんです笑。」
確かに島の住宅は築40年程度の物件が多い印象はありますね。単純に老朽化しているのと、当時は現在ほど高機密高断熱な建物ではないから、冬は底冷えする日もざらにありますよね笑。
TIAM千葉「カギ」
「玄関の鍵を閉めない家が多いですね。玄関が空いているもんだから、近所の人や知人が採れた野菜を置いていってくれたり、魚が置いてあったり。宅配便の方も普通に玄関開けて置いていってくれます。防犯上よくないのはわかっているけど、結構鍵開けてしまってますよね。どの家も開いているので、どこも狙えちゃうのが逆にセキュリティ、みたいな説もあるとかないとか笑。」
本田さん「品薄」
「台風や港湾周辺の海上状況が悪いと船が欠航になりますが、それが2、3日続くと物が入らなくなり、商店から商品が消えていきます。台風前とかみんな買い占めてしまうので、品薄状態になることもしばしばです。陳列棚が寂しい店内の風景は島暮らしあるあるですね。」
ーちなみに、利島における最高連続欠航日数は2022年は最高5日とのこと。確かにそれだけ船が着かないと品薄状態必至ですね。
神田さん「軽自動車」
「島を走っている車はほとんどが軽自動車で、その中でも軽のワンボックス、通称ケッパコが多いです。釣りをされる島民は後部に釣り道具が常に搭載されていて、自由気ままに釣りにいったりしてます。狭い道が多かったり、潮風による塩害もあるので、高級車はほとんど見かけないです。どれも似たような車種なんだけど誰の車かわかるみたいで、すれ違いざまに手を振り合っているのをよく見かけます。」
島ぐらしお金の話
続いての話題は「お金」。暮らしの中で気になるポイントの一つであるお金の話です。リアルな収入についてはプライバシーに関わる部分なので、そこは触れずとも、収支状況の変化や物価についてなど、お金に対する感覚や精神的な負担等について伺いました。
神田さん「都内でサラリーマンをしている頃に比べてお金は溜まっています。支出が圧倒的に減りました。外食が減ったのがポイントかもしれません。」
TIAM千葉「そう、外食をほとんどしなくなりましたね。島の家って庭が広いのであったかい季節なんかは庭でよくBBQします。それぞれの家から一品持ち寄りで集まったりするので、ほとんどお金を使わない。ただ、たまに都会に行くといろいろな誘惑があって、一気にお金を使っちゃう笑。だから行くのがちょっと怖いです笑。島にはお金で買えない価値がある。と思います。」
本田さん「私もお金をあまり使わなくなったので、貯金できています。内地だとコンビニについつい寄ってしまってスイーツとか買ってしまうのですが、島にはそんなお店はないので使うことがない。溜まったお金で旅行とかに使えるのでメリハリのある生活になりました。」
小坂さん「都会で暮らしていた頃と比べて、必要以上のものを求めなくなりました。自分の生活に何が必要なのかを把握できるようになったのと、欲の上限が下がりました。足るを知るっていうのですかね笑。我慢するというより、本当にそれが必要なのか、とじっくり検討できるようになりました。購入するタイミングについても一歩引いて考えられるようになりました。」
ー収入はさておき、圧倒的に支出は減っているようです。普段の生活の中でお金を使う場面や誘惑が少ないというのもポイントですね。その分、都会に出た時の開放感から一気に使ってしまう、という話も興味深いですね。
仕事探しについて
移住後の暮らしを続けていく意味でも大切なのは仕事です。続いて、島での仕事や仕事探しについての話題へと移ります。
TIAM千葉「大島での求人情報については大島町商工会のWEBサイトで紹介されている求人情報やシマラボさんのサイトが主流です。あとは、島内のスーパーの掲示板には求人募集チラシがよく掲示されています。」
「今は日本全国どこも人材不足で、困っている状況だと思います。それは島も然りです。」
「さらに、島は人口が少ない分、1人に係る役割は多重化・多様化していますね。通常は1ヶ所の職場に勤務して、朝9時から17時まで働くというのが主流だと思いますが、島だとそれが成り立たない状況が少しづつ生まれてきている気がします。」
「そんな状況に対応すべく新たな取り組みを行っているのが、隠岐の海士町です。海士町では古くから半農半漁の自給自足をベースとした生活が営まれていた歴史があり、そんな島民性がベースとなって生まれた『半官半X』という取り組みがあります。」
「『半官半X』は公務員がフレックスな働き方で役場の業務時間内であっても地域のためになるのであれば何をやっても良しとする取り組みです。また、海士町複業協同組合では繁忙期の異なる島の様々な仕事を組み合わせて時期に応じて働く場所を変えていく、という組織横断的な複業スタイルを進めています。」
「これからはどこの離島でも海士町のような取り組みが進んでいくのではないかと思っています。」
ーそうですね。どこかに所属して一つの仕事をするだけにとどまらない働き方が生まれつつありますね。ライフスタイルに合わせて自分が「こうありたい」と思う働き方が実現しやすい世の中になってきている気配はありますよね。例えば神田くんは、農産物直売所に勤務しつつ、ガイド業やシェアハウス運営など1人で何役も仕事を抱えています。人口が少ない分、1人が担う役割の多様化は今後さらに加速していきそうです。
これからのこと
最後に、ゲストの皆さんに今後の展望についてお伺いしました。
神田さん「地域おこし協力隊には3年間という任期があるので、卒業後の進路を考え始めています。その一環としてガイド業やシェアハウス運営などを通じて自分の可能性を広げてきました。協力隊卒業後は宿泊業をやろうと考えていて、今は物件の改修に取り組んでいます。5月オープンを目指しています。毎日忙しいけどとても充実しています。」
本田さん「仕事の面では新卒で入社して1年半が過ぎましたがまだまだ未熟な面があるので、一つでも多く仕事を任せてもらえるように取り組んでいきたいです。暮らしの面ではまだまだ島っぽいことが出来ていないので、もっと島暮らしを楽しみたいなと思っています。」
小坂さん「今日この場に来たのも、今後の展望に含まれているのですが、公務員になるとどうしても発言の制約や立場上責任が求められるシーンがあるのでなかなか外部と関わることを控えてしまう流れがあるので、そこを今後職場の仲間たちとも話しながら少しずつオープンマインドな姿勢を築いて行けたらと思っています。すきま風ではなく、風通しの良い職場にしていきたいなと思いますね笑。」
ーはい、皆さんありがとうございました!まだまだ話は尽きない感じですが、時間となったので、今回はこの辺で締めたいと思います。ありがとうございました!
在りたい暮らしを探る現地滞在型プログラム「暮らし探究」2月18日・19日開催
今回の「東京シマジマDialogue」でのトークイベントは伊豆大島にスポットをあてた「移住・定住」をテーマにした内容でしたが、2月18日(土)・19日(日)の1泊2日に渡って伊豆大島にて開催される、移住や定住、さらには多拠点居住といった様々な暮らしのスタイルを可能性として持ちながら、現地にて様々なプログラムを体験する「暮らし探究」についてご紹介します。
一緒に島との関わりについて考えていきませんか?島暮らしに興味がある方はもちろん、自分のこれからの生き方を模索している方にもオススメなプログラム。宿泊費やプログラム費など補助もあるのでお得に現地で島暮らしについて考えられる体験イベントとなっています。興味のある方はぜひご参加ください。お待ちしております。
あなたと大島との最適な関係性の探究をサポートする滞在企画『暮らし探究』について
在りたい生き方から島での暮らしを考えよう!あなたと大島との最適な関係性の探究をサポートする滞在企画『暮らし探究』を2月18日・19日の1泊2日の行程にて実施します。島ぐらしに興味のある方、伊豆大島で暮らしたい方はぜひご参加ください。
Let's Share
この記事をシェアするRelated articles
関連記事中嶋農園が描く「仕事の美学」
植物という予定不調和な相手を日々注意深く見つめながら、探究心と挑戦する心を持ち合わせて、最良のプランを導き出し行動に移していく。農業の世界から美しい仕事を築き上・・・
2023/07/31
近くて遠い島で今と未来を『生きる』
株式会社TOSHIMAは人口300人の小さな島「利島」で、定期船や貨物船の入港から荷捌きまでの業務を一貫して行っている平均年齢30歳弱、9割以上がIターン移住者・・・
2022/04/24