東京の島々でのローカルビジネスの解像度をあげるオンラインセミナー『CROSSROAD』参加者募集!
2024/08/25
島の最前線で働く当事者たちと共に、東京の島々特有の資源を活かしたローカルビジネスについての解像度をあげるセミナーを開催します!地域での起業や事業承継に興味のある方、島に何か関わってみたいと思っている方にオススメのセミナーとなっています。
東京には11もの有人島が存在します。太平洋に南北1,000kmもの範囲でひろがる東京の島々は、長い時間をかけて豊かな独自の自然・文化を育んできました。
一方で、日本の離島は社会課題の最先端地とも言われます。実際に人口減少を起点とする社会課題は山積しています。空き家の増加、事業の廃業、インフラの維持など、このまま放っておいたら、地域を維持することが難しくなる可能性もある状況です。
人口が減っていき、年齢構成も高齢化していく中で、地域の自然・文化を残していくためには、地域外から島に関わってくださる方々の存在も非常に重要です。事業においても、これまでの世襲や血縁者だけが承継するほかに、地域外の方による起業や事業承継も可能となってきています。
社会課題は裏を返せば事業の可能性とも言えます。島に住んでいない方でも、一緒に島のことを考え歩んでいける関係性になることができれば、お互いの可能性を広げることができると思います。
今回のオンラインセミナーは、最前線で活躍する島の事業者や支援者と共に、島しょ地域で起業することの意義や難しさ、事業承継等で島独自の事業を引き継いでいく重要性などを講座&対話形式で実施します。これから東京の島々での事業を検討している方々にとってヒントとなる時間を提供します。
セミナーの内容について
INTRO「主催者よりご挨拶」
セミナー主催者である東京都商工会連合会より、参加者の皆さまへご挨拶。
ENTRANCE「東京諸島への扉をひらく」
弊社が運営するローカルWEBメディア「東京都離島区」より、伊豆諸島・小笠原諸島の概要をご紹介します。単なる観光的魅力の紹介だけではなく、人口統計などのデータを用いて東京諸島の現状についての理解を深めます。また、地域での創業や事業承継において留意すべきポイントなどを体系的に学びます。
INPUT①「島での事業承継や新規事業経験者による実例の紹介」
学校を卒業して4年間のニューヨーク暮らしのあと、2014年に新島に移住してきた齊木佑介さん。移住してきた理由はシンプルに「お世話になった先輩にお店(飲食店)を手伝わないかと誘われたから」でした。先輩が諸事情で帰ることになったあと、お店を引き継ぐことになり、今では新島を代表とする居酒屋サンシャインの経営者となりました。さらには、自分が選んだ場所”ならでは”の仕事をしていくため、新事業として製塩業の道を開拓するなど様々な経験をしてきました。そんな齋木さんから、島で事業を続けることの意義や新規事業を創るプロセスをお話しいただきます。
齊木佑介
居酒屋サンシャイン店主
新島製塩所しおさい代表
合同会社るとり代表
埼玉県出身、昭和63年生まれ。
2014年先輩に誘われ新島に移住、居酒屋サンシャインを立ち上げる。2018年に先輩が無念の離島をし、事業継承という形でお店を引き継ぐ。コロナ禍をきっかけに製塩業を始動、2023年にしおさいの塩として販売開始。2024年に農業を始動し、合同会社るとりを立ち上げる。
INPUT②「まちづくり法人の視点から見る、島での創業や事業承継に大切なポイント」
新島で生まれ、お父さんの仕事の関係で子供の頃から東京諸島北部の島を2年〜3年のスパンで転々としていた小澤里江さん。各島の風土を肌で感じ、大人になってからは、音楽、伝統芸能の道に進み日本各地を転々としてきました。そして、新島にUターンし、2019年に誰もが新島を「オイギー(私の家)」と感じられるような居心地のよい島にすることを基本理念とした一般社団法人を立ち上げました。新島村移住定住相談窓口など新島の情報を様々な方法で発信しています。そんな小澤さんがUターンから見えた視点、公と民間とを繋ぐ視点、移住定住の窓口の最前線にいる視点など、様々な目線から島での創業や事業承継に役立つ抑えるべきポイントをお話しいただきます。
小澤里江
一般社団法人 新島OIGIE 代表理事
東京都新島村出身。国内外で和太鼓奏者として活動したのち、父の介護をきっかけに新島にUターン。「聴くこと、調和すること、囃すこと」という太鼓奏者時代に培ったスキルを活かして、2019年一般社団法人新島OIGIE創業。新島村の文化を掘り起こす自主メディア制作や移住支援などの傍ら、新島高校太鼓部の指導も取り組む。地域を鼓舞するリズム隊としてセカンドステージ奮闘中!
DIALOGUE「視点を増やす島人クロストーク!」
ここからは、事業者の経営を支援する「新島村商工会」の西胤輝之進さんを迎え、“自分も地域も幸せになる事業づくり”をテーマにディスカッションを行います。島での創業や事業承継のメリット・デメリットに関しても、島の当事者ならではのリアルな目線でのクロストークを行います。
西胤 輝之進 (ニシツグ テルノシン)
新島村商工会 経営指導員
東京都荒川区出身 通称:テル。 小笠原の海でサーフィンを覚え、千葉の海でロングボードにハマり、2000年に子育てを機に妻が生まれ育った新島へ移住。 そんな子どもたちも、社会人と大学生に成長中を観察中w 島での仕事は建築現場がスタート。島暮らしならではの色々な仕事を経験し、何故か40歳を目前にして商工会へ(正解でした!) 移住24年目を迎え、相談や企画で日々奮闘中かな。
【ワタシのイチオシPJ】フラでつなぐ東京諸島の未来 『ことばの贈りもの」
COMMUNICATION「関わりしろを創る」
参加者の方々の質疑応答の時間を設けます。参加者の方々の疑問やアイデアなどを講師やゲストと共に考えます。また、創業や事業承継について実際に島に訪問し深める『島しょ交流会in新島』のご紹介をさせていただきます。最後にアンケートのご案内を行います。
セミナーの概要について
日時:2024年9月27日(金)19:30-21:00
方法:Zoomによるオンライン形式
定員:50名
参加料:無料
対象者:島での創業・事業承継などの興味のある方など
事前予約:Googleフォームでの事前登録制
参加登録方法:Googleフォームより登録
ご登壇講師:
・齋木佑介さま(居酒屋サンシャイン / 新島製塩所しおさい / 合同会社るとり)
・小澤里江さま(一般社団法人新島OIGIE 代表理事)
ご登壇トークゲスト:
・西胤 輝之進 さま(新島村商工会 経営指導員)
主催:東京都商工会連合会
運営:株式会社TIAM
昨年の様子はコチラから
こちらが昨年度の『CROSSROAD』の様子を録画した動画になります。
Let's Share
この記事をシェアするRelated articles
関連記事【多働海域コミュニティWELAGO】東京諸島好きが集まるMeetup「san-bashi#3」
多働海域コミュニティ・WELAGOでは、コミュニティづくりのアクションとしてのイベントを定期開催しています。今回は武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベ・・・
2024/02/14
伊豆大島ミライプロジェクトによる新しい旅行業のカタチを探る取組みがスタートしました
東京都の「令和4年度島しょ地域のブランド化戦略ー東京宝島アクセラレーションプログラム」支援対象の一環として立ち上がったプロジェクトチーム『伊豆大島ミライプロジェ・・・
2022/10/27